人を幸せに、仏教の役割

人を幸せに、仏教の役割

毎年6月になると周囲に紅花が咲き、多くの人でにぎわう長南町の長福寿寺
昨年8月、約1200年の歴史がある古刹(こさつ)の第56代住職に就任した。
「住職になったからといって何も変わらない。多くの縁ある人を元氣にする寺にしたいです」と気負いなく語る。

もともとは「次男坊だったので、寺を継ぐ気持ちはなかった。お寺は葬式だけをする場所だと思っていた」
大正大学に進学したものの「学生時代は遊びが中心。社会学に関心があった」と振り返る。

転機が訪れたのは大学卒業後。
就職した経営コンサルタント会社で「僧侶の仕事は人間コンサルタント」と言われ、仏教に目を向けるようになった。

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母校の大学院で仏教を学び直し、「9年間の社会人生活で社会や一般の人に目が向くようになった」と話す。

境内には寺の歴史などを紹介するアナウンスが流れ、高さ3.8㍍の巨大なゾウの石像がそびえ立つ。

菓子などを販売する土産物店もあり、伝統ある寺院とは思えない雰囲気が漂うが「敷居を低くして分かりやすく、面白く仏教を伝えたい。生きている人を幸せにすることが仏教本来の役割」という自身の考えで、副住職時代からさまざまな取り組みを続けてきた。

大きな目標がある。
年間の参拝者数を200万人にすることだ。

「寺への来訪者が増えれば、町内にある飲食店などにもお客さんが立ち寄り、町の活性化につながる」と力を込める。

檀家(だんか)や信徒向けだけではなく、観光客を見込んだイベントを定期的に開いており「寺を仏教のディズニーランドのような場所に変えて夢を与えたい」

今日も境内に、おもてなしの心にあふれた明るい声が響き渡る。

                 [平成27年1月14日 千葉日報に掲載]

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